問診・姿勢検査・各種関節検査等
初回は1時間程度お時間を頂き、詳しくお身体の状態を
診させて頂きます。
起立性調節障害でみられる身体症状として、以下があげられます。
1.立ちくらみ、あるいはめまいを起こしやすい
2.立っていると気持ちが悪くなる。ひどくなると倒れる
3.入浴時あるいは嫌なことを見聞きすると気持ちが悪くなる
4.少し動くと動悸あるいは息切れがする
5.朝なかなか起きられず午前中調子が悪い
6.顔色が青白い
7.食欲不振
8.臍疝痛(せいさいせんつう)へその周囲の痛みをときどき訴える
9.倦怠あるいは疲れやすい
10.頭痛
11.乗り物に酔いやすい
(日本小児心身医学会 編:小児起立性調節障害診断・治療ガイドライン より)
これらの項目のうち3つ以上当てはまる、あるいは2つであっても症状が強いなどの場合、起立性調節障害を疑います。
ほかの病気ではないことを確認した後、新起立試験(10分間安静の状態で横になった後に起立し、心拍数や血圧の変化を測定)を行ない、以下の4つのどのタイプに当てはまるかを判定します。
1.起立直後性低血圧
起立直後に血圧低下が起こり、回復に時間がかかるタイプ
2.体位性頻脈症候群
起立後の血圧低下はなく、心拍数が異常に増加するタイプ
3.血管迷走神経性失神
起立中に急激な血圧低下が起こり、失神するタイプ
4.遷延性起立性低血圧
起立中に徐々に血圧低下が進み、失神するタイプ
規則正しい生活を心掛け、循環血液量を増やすため、十分な水分と塩分を摂取します。心臓へ戻る血液量を増加させるために、運動により下半身の筋肉量を増加させ、筋肉ポンプの働きを高めることも有効だと思われます。
薬物療法として昇圧剤の内服が行なわれますが、漢方薬が著しく効果的である場合もあります。
自律神経とは、名前の通り、全身に巡っている神経の1つです。
簡単にいうと、
「生命を維持するために24時間、全身をコントロールしているシステム」。
難しいのでもう一歩踏み込んで言うと、
「内臓や血管などのはたらきを自動的に調整してくれる神経」です。
たとえば、
・寝ている時でも呼吸ができるようにしたり、心臓の鼓動が動き続ける
・ご飯を食べると自動的に胃腸が動いて消化活動がはじまる
・暑くなれば発汗をして体温を下げて適温にする
などは、すべて自律神経のはたらきのおかげです。人間の体は、体内の環境を一定の範囲内に保つようにできています(これを恒常性といいます)。自律神経は、この恒常性を保つために24時間休むことなく体の状態を微調整しているのです。
自律神経失調症は、様々なストレスによって脳が疲労することで起こる事が原因のひとつです。
ストレスというと、人間関係や仕事のストレスなど「精神的ストレス」を思い浮かべやすいですが、
猛暑や寒暖差、冬季の日照時間の減少、騒音、夜型生活や運動不足、時間に追われる生活等によって
体が受ける「身体的ストレス」も自律神経失調症の原因になります。
脳は疲れやすく、ストレスに弱い臓器です。脳の疲労は「不安」という形で現れ、不安が強くなると
「神経症」という脳の病気が起こります。この時、ストレスは脳から自律神経にも伝わりますが、
普段は脳と内臓のつなぎ目である自律神経がストレスを遮断し、内臓を守っています。
そのため、脳にストレスがあっても自律神経が正常に働いていれば、内臓は円滑に動き続けます。
しかし、脳の不安状態が続くと自律神経が耐えられる限界を超えてしまい、
自律神経のバランスが崩れてストレスがどんどん内臓に伝わるようになり、
ついには内臓にも様々な疲労症状が出ます。これが自律神経失調症です。
「TN」とは、三叉神経を示す英語「Trigeminal Nerve」の略称です。
脳から直接つながるお顔の神経(三叉神経)に振動刺激を与えることで、
「脳」が引き起こすエラー(異常筋緊張)をリセットする施術方法です。
医学会でも論文が出ているエビデンスのある施術法です。